1941年　ハミルトン　軍用　グレード　4992B Model # 5 16 size 22石　気温、６ポジション　調整済　黒文字盤になります。
1941年　昭和16年はまさに旧日本帝国海軍の真珠湾攻撃の年であり、第二次世界大戦の幕開け期にペンシルバニア州　ランカスターのハミルトン工場にて
産声をあげたものになります。真珠湾攻撃のことを経験された退役軍人の方も80年を超えて少なっております。
こちらもその後、日本の上空を何度か飛んだものかはわかりませんが、敵国であった連合軍の装備とはいえ、
生き残っていることに感慨深い思いを与えてくれます。
キーストン社製のネジ式ケースは実用品でそれなりの使用感はありますが軍仕様であり
ずっしりとした作りでカッチリしております。裏蓋の表記は
AN 5740
MFR’S PART NO.4992B
SERIAL NO.AF-42-25xxx
CONTRACT NO.
W535ac- 28xxxx
HAMILTON WATCH CO.
(xは数字になります。）
となっております。
クリスタル風防は美品です。
ホワイト塗色指針はとても綺麗です。
黒文字盤美品です。
機械はガンギとレバー受けに蓋石付きの22石の高級品で軍用でも特に精度を要する
ナビゲーションウォッチ仕様となっております。振りも大変よく程度も良いものです。
径約50mm 110g


GCT グリニッジ常用時は　それまでのお昼の１２時を起点とするグリニッジ標準時（GMT）を夜の12時を起点する標準時でアメリカにて
1924年から1952年に採用されたものでこちらの表記も24時が竜頭下にくるものです。　（GMTは現在も使われております。）
当然、このGCT表示は24時間表示時計において用をなすもので、これが軍事下の表記の基本になったのも背景としては先の大戦によるものではなく
（第一次世界大戦1914-1918以後ではありますが）それ以前に採用されたということになります。