19世紀末の機械式ピッグペンシルです。細かい毛並みの仕上げや蹄まで繊細な意匠はやはりモルダンならではのものです。
尻尾を引くとペン先がでてくるようになっております。背中には吊り環がありますので、
時計の鎖などに付けたりもできるようになっております。
ペン後部にS.モルダン銘とビクトリアンの菱形パテント登録マークがあり1880年7月22日の登録がわかるようになっております。
現状でメモ書きなどできますが、残念なことに芯の繰り出しロッドに不具合があるので芯が短くなったら、
そのまま芯の交換になります。また前足の付け根に穴があります。
自立できずっしりとしております。伸ばした状態で長さ約65mm　縮めて約35mm 11g