こちらはいろいろな提げ時計の鍵の寸法に対応できるバーチの特許巻き鍵で大砲型でも
時々見かけるニッケル延きのものではなく厚地銀被せに彫金の優品でかっちりとして程度が良いものです。
これを発明したジョン・バーチは当時アメリカ、ニューヨーク住で1869年4月13日、1876年5月23日に特許を取得しております。
左右の突起は大砲を台に懸ける部分なのですが、ここに指をかけて後ろのボタンを押すと
筒先にある割りピン型の鍵先が広がり時計の鍵軸を掴む仕様になっており全く的を得た機能美です。
また、ペンダント部はコの字型の部分が前後にスイングしますし、その頂部にある丸カン部は360度回転する非常に凝った構造をもっており、
これらは当初からのオリジナルパーツになります。大きなアタリもなく程度良好です。　全長約50mm 10g