たぶんアンティークバロメーターでは世界最小の部類だと思います。気圧計のみの単機能ですが、
ビクトリアンの技術と文化が凝縮された逸品でノベルティ的要素が多いものの時計用提げ鎖の飾り、フォブとしては極品になります。
機械部分は全く大型のものと変わらず。気圧の変化による真空のダイヤフラムの収縮、拡張を回転運動に変化させ、
ニードル指針の位置変化で気圧表示するもののです。機能はしておりますが、経年の疲労により精度はのぞめません。
厚ガラス風防美品、錫びき金属ダイヤルはエッチングされた表記に黒ロウを入れたもので微々たるキズ確認できますが、こちらも美品です。
ブルースティール指針綺麗です。金無垢ケースはホールマークはありませんが14Kだそうで見事なビクトリアンの手彫り細工が施されております。
ただし、中子は銅合金になります。時計で言う６時部分の螺子は金無垢ケースと中子を固定するものです。
裏面の丸穴はニードルの微調整ようになります。また、表記は当時の古い時代からある水銀気圧計の単位である inHg, 水銀柱インチ（イギリスはインチ）になります。
現在はヘクトパスカルが主用単位になっております。
吊り輪を含まない径約18mm 厚み約8mm 写真の硬貨、時計、鎖等は含まれません。