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商品詳細

イギリス 炭坑労働者 真鍮製 懐中時計 保護ケース

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以前から手に入れてみたかったものなのですが、実際に鉱山の採掘現場で使用されてきたものですし、なかなか程度のよいものがなく躊躇していたところ、ようやく見つけてきた次第です。18-19世紀と石炭の採掘は産業革命の背景もともなって、石油やガスが普及するまで、主な燃料であり、イギリスのフォークソングであるDirty Old Townなどの舞台でもあるマンチェスター等の工業地帯では石炭から排出される真っ黒な煤が町の建物を煤だらけにするという汚さを歌ったものであり、またL.S. ラウリー(1887-1976)もこういったランカシャー近郊の工業地帯の労働者階級の人々とその情景を描いた画家なのですが、全くの貴族、皇族などの上流階級の優雅なイメージが多いイギリスを支えてきたこういった炭坑労働者が現在みたいな良い環境ではないところで、重労働に勤め特別高級品ではない時計を仕事の道具として保護するために必要不可欠だったものかと思います。蓋はネジ式でパーツはハンダ付けで固定されております。もちろん実用品ですので、しっかりとつけられております。真鍮ケースは表面のキズのみでたいへん奇麗な状態です。ガラスは割れておりましたので、
オリジナルに近い4mmの特厚ガラスを新調し接着固定しております。中は真鍮むき出しでしたので、ベロアを貼付けております。吊り紐は京都老舗伊藤組紐店の青丸紐を組んでおります。深さがあり実際に18世紀ぐらいの時計が入るような雰囲気ですが、こちらはビクトリアン後期のものと思います。47mm径ぐらいで吊り輪が径が18mmぐらいのものまで入りますます。(一杯までくる大きさの時計は納める前に平紐などを落とし、出しやすいように固定されることをお奨めいたします。)写真の時計はアメリカ製12サイズでうしろに詰め物をして厚みをだし撮影しております。(付属しません。)外寸径約59mm 最大長さ約79mm 厚み約32mm
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