シャトレーンから提げられたもので、エイド　メモワール（記録補助）と呼ばれる雑記ノートになります。通常のちょっとした買い物リストからダンスのパートナー名なども書きいれたようで、機械式の鉛筆がセットされております。紙のかわりに薄くスライスされた象牙製のカードが４枚と美しく深い線彫りで草花スクロール装飾された彫金銀製カバーは下部にロックパネルがついており光の反射で優雅な雰囲気をかもしだしてくれる秀逸な逸品です。ホールマークはバーミンガムの1856年で銀細工師はアルフレッド・テイラーになります。象牙部分に４枚通しで一カ所小さな欠失と機械式鉛筆の側面にアタリ数カ所、また芯押し出し部分が機能しておりません。（芯を使用できるよう装着しておりますので、通常ちょっとしたメモの利用では問題ありません。）今回の出品用にベルチェアチェーンをつけております。メモ部分本体縦約6cm　横約3.2cm