当時の金工細工師に好まれてよく造られたのか、合わせる側の時計ではあまり出回ることが少ない赤銅ですが、
鎖はいろいろなものを見かけます。こちらは短い楕円が3つ交互に繋いだあとに長いものがはさまるもので
当方の大正期のカタログをみると長角三つ小判形というのが一番近いのですが、
こちらはリンクの面が角というよりはなめらかな曲線を描いた優雅なものになっております。
各リンクもしっかりしており、オリジナルのナス環も良好です。
フォブとして本金の薔薇と銀象嵌の蝶が施された美しい方位磁石がついております。
磁石はしっかり機能しており面取りガラスの風防も視認性良好です。
鎖の長い方のナス環からナス環までの長さで約33cm