バロー 銀無垢 ハンター デュプレックス脱進器 シリーズ1になります。
鏡面の銀無垢ケースはとても洗練された雰囲気で19世紀初期の人々を斬新さで驚かせたのではないかと思います。銀無垢ケースのホールマークはロンドンの1816年でケースメーカーは貴重な女性の細工師でロンドンのアッパームーアフィールド、ブッチャーズクローズのアンジェラ・マーソンになります。蓋内側に修正跡と側面にあまり気にならないホール裂けが一箇所ありますが表面はスレのみでとても美しい状態です。ペンダント部分のボタンで蓋が跳ね上がります。金無垢指針及びブルースティールスモールセコンド指針美品です。文字盤はバローズの美しい銘がはいった視認性の良いもので薄いヘアラインありますが、良好です。クリスタル美品になります。機械は幅広の天輪を採用したイングリッシュデュプレックスの高級品でパシパシと小気味良い音で進んでいきます。ちょうどスプリングデテントとシリンダーの間に位置する精度の良さのため秒針がほこらしげについております。造りの複雑さや摩耗の観点からデタッチレバーに結局はおされて衰退しますが健在する初期のデュプレックスは貴重な存在かと思います。ポール・フィリップ・バローはロンドンの有名な時計師、クロノメーターメーカー、小売商でこちらはバローの他のデュプレックスやクロノメーターと同じくロバート・ペニングトンによるものかと思います。鍵写真にはありませんが、付属いたします。径約55mm