ビクトリアンならではの黒一色の時計用提げ紐で喪に服する装いに合わせたものになります。この時代、残された連れ合いはお葬式の時だけではなく、その後もずっと黒色を着て過ごしたために、
こういった小物の需要は必然的でした。とくに夫のアルバート公を若くして亡くしたビクトリア女王の喪に服する姿が時代のファションの最先端であり、
庶民がごれにならったのは云うまでもありません。
漆黒の箱編みに組んだ黒紐に漆黒の異なる形状のグラスビーズ、黒塗りされた鉄製のTバー、ナス環と荘厳な趣が見事です。
組紐、ナス環、Tバーともにしっかりとしております。Tバーからナス環までの長さで約28cm