こちらは壁掛けのアネロイド(水銀を使わず、真空のディスク型タンクの気圧による上下の伸縮を利用して表示する)気圧計になります。
天気予報が気軽に確認できる現在では優雅なものですが、針の数値が上がる側に移動すると天気が回復していくといった予想ができ、
逆の場合は悪いほうに向かう判断ができるようになっております。中心のツマミを針の位置と重ねて置いておき、
時間を置いてそのズレから今後の方向性を判断するものです。厚ガラスとても綺麗です。文字盤ダイヤル多少クスミありますが、良好です。
指針綺麗です。ブラスベゼル良好です。トリーン木製枠良い色艶です。機械は整備しておりますので、機能しております。
当方のデジタルバロメーターと比べると数値に多少の誤差はありますが、まずまずの精度です。
現在の単位はパスカルですが、こちらは水銀柱mmhg表記です。(1パスカル=0.075水銀柱mmhg)。
文字盤には嵐、雨、変化、晴天、極乾燥と目安ですが表記があります。
クラウスはドイツ人でパリでカメラのレンズなどの光学系の商品を取り扱っていたようでこういった科学機器の販売も行なっていたものと思われます。
本体径約14cm