販売終了
貴重なコバルトブルーギョーシェエナメルに金銀細工を埋め込んだたいへん美しいケースに
ブラックエナメル、金字ダイヤルのコンビネーションは禁断の魅惑というかドキドキさせてくれる雰囲気です。
銀に鍍金のケースはまだまだしっかり金色が残っているもので、コバルトブルーエナメルも裏蓋にスレからくる線キズはあるものの
欠落部分はなくたいへん状態の良いものです。
ギヨーシェは機械仕掛けで繰り返されるパターンを彫りあげる工芸で18世紀−19世紀に大いに発展し、
20世紀の中頃に衰退してしまったようです。こちらの時計も1900年頃のものと思われますが、
こういった美しい状態で手に入る機会は少なくなってきております。
黒色文字盤は色艶も良いものできれいです。ただし、ベゼルで見えない端に小さなアタリが少しあります。
金文字は描かれた金色のものになります。金色針良好です。厚クリスタル視認性の良いものです。
機械はこのタイプの時計にはおきまりのシリンダー脱進機、鍍金ムーブメントになっており、
たいへん振りもよく精度もしっかりしております。
写真ではこの深みのあるコバルトブルーの美しさを表すことができませんでしたが、
こちらの時計は今まで見てきたギヨーシェエナメルの中でも、特に当方のお気に入りです。
また、この美しいケースのメーカーは1884年創業で現在も続くお隣のドイツ、プフォルツハイムの宝飾師 Kordes & Lichtenfels になります。
径約27mm