フルサイズのプロペリングペンシルとしては比較的初期のものでたいへん豪勢なものになります。
オリンポス柱のようなボディーにこの時代からこのまれて装飾にとりこまれてきたアカンサス(ハアザミ)のリーフを見事に表現しておりこの装飾スライドを前に押し出すとペン先が現れるようになっております。また後部にはブラッドストーンのシールがありここには猪のクレスト紋章が刻まれております。ここはネジ式のキャップになっており予備の芯やその他の私的なメモなどが格納できるようになっております。ホールマークはロンドンの1834年でメーカーはチャールズ・ローリング&ウィリアム・サマーズになります。ペン先はしっかりしており芯出し機構も機能いたしております。ひじょうに奇麗な状態ですが、ホールマーク斜め下胴体に数カ所アタリが確認できます。時代を考慮するとまずまずな状態かと思います。長さ約97mm 伸ばした状態で約12cm 22g