店長日記

1894年18金無垢 シングルアルバートチェーン

2014年07月17日

Tバーと鎖のメーカーはことなりますが、なかなか珍しいものです。なぜなら、
金は昔から直ぐ溶かされてきました。この鎖がつくられてから、なんどもそういった危機があったとおもいます。歯をくいしばって(表現は露骨ですが)この形を残してきたことは嬉しいことで、こう時代あるものは後世にそのまま伝えることが義務のような気がします。最近は素人半分の金買い取り店が増えてきました。金相場以下で仕入れてまとめて溶かしたり、変動を利用したりとあれこれ工夫しているようですが、使わないからといって古いものまで気軽にこういったところに持ち込むのはどうなのかと考えたりします。大正、昭和初期の古い国産の鎖は金鍍金に金無垢の刻印を押したりしているのをみると、イギリス(偽もの造りもあったのですが)の1558年に始まった年号がわかるホールマーク制度をみて偉い国だなあと感心してしまいます。もっとも天正大判(1573年-1591年)などの極印もすごく感心してしまいす。そこで、こういったことから古い時代に加工された金製品を気軽に金買い取りショップなどに持ち込むのは不届き千万と思うのです。(残念ながらそれを止める財力はまったくないのですが…。)
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